約 458,709 件
https://w.atwiki.jp/unchingmachine/pages/174.html
シャドウバース歴代大型大会優勝デッキ RAGE vol.3:冥府エルフ、ミッドロイヤル、エイラビショップ(ま) ファミ通カップ:テンポエルフ、ドロシーウィッチ、コントロールヴァンプ(ふぇぐ) RAGE TOG:ランプドラゴン、アグロネクロ、復讐ヴァンパイア(Enju) RAGE WLD:ランプドラゴン、ミッドネクロ、コントロールヴァンプ(Surre) RAGE SFL:アグロエルフ、アグロヴァンプ、疾走ビショ(hasu) WGP 2017:コントロールエルフ、ランプドラゴン、コントロールヴァンプ(紅茶) RAGE CGS:ギガキマドロシー、無謀ドラゴン、ミッドネクロ(みずせ) RAGE DBN:コントロールエルフ、ギガキマウィッチ、ランプドラゴン(かさご) RAGE BOS:ギガキマウィッチ、アーカスネクロ、人形ネメシス(あああああ) RAGE OOT:原初ドラゴン、蝙蝠ヴァンプ、AFネメシス(へるん) WGP 2018:マナリアウィッチ、原初ドラゴン、蝙蝠ヴァンプ(ふぇぐ) RAGE ALT:マナリアウィッチ、ランプドラゴン、聖獅子ビショップ(たばた) RAGE STR:ミッドロイヤル、ソロモンウィッチ、アーカスネクロ(灰原きょん) RAGE ROG:機械ウィッチ、エイラビショップ、復讐ヴァンパイア(約束のノノ) RAGE VEC:自然エルフ、自然ロイヤル、自然ビショップ(さわちゃん) WGP 2019:自然エルフ、自然ドラゴン、自然ビショップ(sasamumu) RAGE UCL:アマツエルフ、潜伏ロイヤル、妖怪ネクロ(ねぎま) RAGE WUP:機械自然ドラゴン、冥府ネクロマンサー、機械ヴァンパイア(西野) RAGE FOH:冥府トートネクロマンサー、背徳バアル、コントロールエルフ(shimon) RAGE SOR:アグロエルフ、アグロネクロ、背徳バアル(Gale) RAGE ETA:ロキサスエルフ、グレモリー葬送ネクロ、清浄ビショップ(山) RAGE DOV:乗り物ドラゴン、ラスワネクロ、AFネメシス(kendama) RAGE RSC:アクセラエルフ、撤退ロイヤル、ラスワネクロ(きるか) RAGE DOC:アリアエルフ、進化ウィッチ、機械ネメシス(かきp) WGP 2021 セッカエルフ、進化ウィッチ、進化ネクロ(かきp) RAGE OOS バーンドラゴン、ラスワ進化ネクロ、AFネメシス(W’s|sakuya) RAGE EOP バフドラゴン、ラスワ進化ネクロ、AFネメシス(ういはら) クラス別 エルフ 13 (持ち込み104) ロイヤル 5 (持ち込み65) ウィッチ 10 (持ち込み97) ドラゴン 13 (持ち込み92) ネクロマンサー 15 (持ち込み102) ヴァンパイア11 (持ち込み65) ビショップ 6 (持ち込み70) ネメシス 6 (持ち込み51)
https://w.atwiki.jp/game_rowa/pages/144.html
← (あれは……シルビア!?) 遠くで見えたのは、かつての仲間の一人。 そして、見知らぬモンスターがいる。 「ポッド、頼む!」 イレブンの指示を受け、ポッドは銃弾をマシンガンのように放つ。 (!?) ポッドの放った弾は、全てネメシスから逸れた。 外したようには見えなかった。だが、弾は不自然な弾道を持って、敵から外れたのだ。 『推奨:退却。ネメシス・T型の周りに電磁波確認。恐らく遠距離武器全て無効。』 「そんなことするわけないだろ!!」 何やらポッドは、敵の情報を知っているようだが、逃げる気は全く起きなかった。 また恥ずかしくなる可能性があっても、勇者の決意が仲間を見捨てることを許さなかった。 魔力はない。ポッドの銃弾は何故か当たらない。従って、この鎌のみが頼れる武器になる。 いつ恥ずかしくなってしまうのかも分からない。 だが、人を襲っているモンスターを見逃すわけにはいかない。 ましてや、襲われている人の一人が、かつての仲間だ。 絶望の鎌を振り回し、ネメシスに斬りかかる。 しかし、ネメシスは後ろに飛びのいて、斬撃を躱す。 巨体らしからぬ身のこなしに驚くイレブンに、多数の触手が襲い掛かる。 (!?) 「鎌と言うのは、こう使うのだ。」 しかし、その触手はイレブンに触れることなく切り落とされた。 イレブンの鎌の使い方を見かねた魔王が、鎌を奪い、触手を即座に切り落としたのだ。 そして魔王はもう一閃。追加で何本かの触手が切り落とされ、ネメシスの胴体にも裂傷が入る。 本来草刈りや麦刈りで使われる鎌は、敵との戦いでは上手くダメージを与えるのは難しい。 だが、その反面一たび使い慣れれば、遠心力を用いて剣や槍にも劣らぬ威力を発揮する。 そして、対ネメシス勢力が優勢になったのは、魔王に新たな武器と、戦力が手に入ったことのみではなかった。 「ちょっと、そこのアナタ!!女の子をおぶって戦うなんて危険よ!!アタシに貸して!!」 「この剣、あげるニャ!!あの怪物はボクじゃとても倒せないニャ!!」 サクラダとオトモが、それぞれイレブンのアシストを行う。 ここまで視線を浴びたのは、ニズゼルファを倒し、イシの村から称賛を受けた時以来だ。 イレブンは視線を落としてしまう。 (やっぱり……恥ずかしい……。) 「イレブンちゃん、何やってるのよ!行くわよ!!」 シルビアがツッコミを入れ、イレブンを奮い立たせる。 再度戦線復帰し、魔王とイレブンが前線。シルビアが一歩引いてそのサポートを行う。 「S.T.A.R.S!!」 ネメシスの拳が魔王に襲い掛かる。 だが、イレブンがネメシスの二の腕を斬り付けたため、パンチのスピードが落ちる。 魔王は後ろへ退き、カウンターとばかりに鎌の一撃を見舞う。 シルビアが魔王が付けた裂傷の部分に青龍刀を突き刺し、傷が治る前に広げる。 「S.T.A.R.S!!」 ネメシスは懐まで飛び込んできたシルビアを、ハエでも払うかのように両腕を振り回して攻撃する。 だが、魔王が片腕を斬り付け、攻撃をキャンセルさせる。 今度は魔王達が、ネメシスを押し始める。 即席で作ったメンバーにしては、非常にバランスが取れた戦いだった。 魔王の鎌と、イレブンの片手剣、そしてシルビアの短剣。 それぞれリーチが異なる反面、それぞれ異なる攻撃が出来る。 加えて、魔王とイレブンにはシルビアのバイキルトがによって、攻撃力がさらに増している。 勢いに乗るイレブンとシルビアは、既にゾーン状態に入っていた。 だが、イレブンも魔王も、そしてシルビアも引っかかる所があった。 この怪物は、いつになったら倒れるのかと。 ダメージこそ着実に増やしている。 だが、ネメシスはなおも生命どころか、スタミナ切れする気配すら見せない。 常に全力、フルスイングで攻撃して来る。 「イレブンちゃん、れんけい技行くわ!!メラハリケーンよ!!」 「……わかった。」 イレブンはシルビアの案に同意する。 ゾーン状態の勢いを魔力に替えたれんけい技なら魔力がない今の自分でも、破壊力に優れた攻撃を入れることが出来る。 だが、自分とシルビアが今まで使ったれんけい技は、味方を補助する技が多かった。 数少ない攻撃の中でもメラハリケーンだけでは完全に倒しきるのは難しいような気がした。 「S.T.A.R.S!!」 ネメシスが唸り声をあげて、まだ斬られていない触手を振り回す。 だが、それが当たる前に、シルビアが竜巻魔法を、イレブンが炎魔法をネメシスにぶつける。 「「焼き付くせ!!メラハリケーン!!」」 「グゥオオオOOOオオHHHH!!」 炎の竜巻が発生する。 しかし、紅蓮の蛇に焼かれ、引きちぎられながらも、ネメシスは反撃に出ようとする。 その姿は、さながら炎の巨人、イフリートの様だった。 「こうすれば良いのだな!」 だが、手札はもう一枚あった。 紅蓮の竜巻の色が、更に濃くなる。 魔王は古代のジール王国にいた時、魔法学者から、数人でないと使うことが出来ない魔法があると聞いていた。 そしてクロノ達が自分と戦った際に、そのような技を使っていた。 実際に魔王が使ってみるのは初めてだが、元々魔王の世界にはない、風属性の技が新たな可能性を創り出した。 炎の軌道を調節する力は、竜巻の全範囲に炎を行き渡らせ、壊すことなく火力のみを強くした。 灼熱の渦に魔王のファイガを加わり、火力はネメシスを燃やし尽くすほどに広がり、竜巻もネメシスを覆い隠すほど高く、広くなる。 「スタアァァァ………ァア……ズ!!」 炎の竜に巻かれる、ネメシスの声が聞こえる。 メラハリケーン、もといファイガハリケーンが晴れる。 そこに残っていたのは巨大な消し炭と、唯一竜巻から逃れたネメシスの豪傑の腕輪が付いた片腕、そして切り落とされた触手だけだった。 「すごいニャ!!どうやったらこんな技を出せるんだニャ!?」 「アンタもイケメンだし、強いのね。」 オトモとサクラダが感心して、イレブンの方を見る。 「………!!」 イレブンは急に顔を隠した。 「…何か悪いことしたかニャ!?」 「ごめんね。このコ、ちょっと恥ずかしがり屋なのよ。」 シルビアがイレブンのことを説明する。 「ところでイレブンちゃん。しばらく見ない間に、凄く強くなってない? 見違えたみたいよ!」 「え?それってどういう……。あと、見つめられると……。」 イレブンはシルビアの言葉に疑問を抱く。 シルビアや他の仲間たちと協力して、ニズゼルファを倒して以来、特に手強い敵との戦いや集中的な鍛錬を行っていなかった。 「謙遜しなくていいわ。とりあえず、またよろしくね。」 邪神を倒した者と、倒してない者の違い。 この二人はまだ知ることが無かった。 そして、会話を通じて伝えられることもなかった。 ネメシスの唯一残された、落ちた左腕がズズ、と動く。 「危険:ネメシスの、生存反応、アリ。」 鋭利な触手を掴み、ダーツのように投げる。 この戦いの参加者を死ぬまで、否、死しても狩り続けるように指示されたネメシスの意思だろうか。 それとも、改造に改造を繰り返されたネメシスの生命力だろうか。 狙われたのは、ベルをなおも背負って、かつ反射神経が一般人レベルのサクラダ。 「!!?」 ポッドの声を聞いた後では、もう遅かった。 声にならない悲鳴を上げる。 もう遅い。 背中の少女ごと、貫かれる。 (くそ……くそ……!!) イレブンは七宝のナイフで、残されたネメシスの腕を滅多切りにする。 肉塊になったそれは、暫くビクビクと痙攣したのち、完全に動かなくなった。 ★ 「なん……で。」 「どうしてよ。」 どうしようもない量の血が流れる。 シルビアの赤い服を、更に紅く染めて行く。 「どうして、アナタが死んでるのよ!!」 あの時、触手で刺されたはずのサクラダが、そして無傷で泣きじゃくっている。 咄嗟に騎士道の力を思い出したのか、シルビアがその盾になって、攻撃を受けたのだ。 「シルビア、しっかりしてくれ!!」 「死んじゃダメだニャ!!生き返ってニャ!!」 イレブンは回復魔法が使えない中、どうにかして血を止めようとする。 だが、使えそうな道具は自分の服と水くらいしか無さそうだ。 オトモはカバンをひっくり返し、回復薬になりそうなものを探す。 「アタシ、旅芸人だからさ……。」 「喋ったらダメニャ!!傷が………。」 「皆、泣いて欲しくないわ…。」 「なあ!何か、回復魔法は覚えてないのか?」 「残念だが……。」 イレブンは、佇んでいる魔王にも声をかける。 魔王はその言葉を簡単に終わらせる。 「みんな。アタシがいなくても、がんばってね。」 もう、この場で彼を助けることは出来る者も、出来る道具もなかった。 ★★★★★★★★★★★★★★ 少しずつ、激痛が収まり、代わりに意識が途切れ途切れになっていったのはシルビアにも理解できた。 (諦めないでね。イレブンちゃん、みんな……。) (あなた達なら、きっとこの殺し合いも止められるわ) 眼を開ける。 そこは、真っ暗だった。 真っ暗な空間の先に、紫色の髪の、一人の大柄な男が立っていた。 「案外、早い再会になっちゃったわね。グレイグ。」 ★★★★★★★★★★★★★★ 「提案:この先の行動の決意。」 ポッドがシルビアを埋葬する暇もなく、電子音を出す。 「時間がない。イレブン。これからどうするか作戦を練るぞ。」 魔王もそれに同意して冷たく言い放つ。 たった今一人の人間が死ぬ所を見せつけられた。 このような怪物が跳梁跋扈している世界では、クロノもいつまで生きているか分からない。 「イシの村に集まろうとしていた……。」 「そうか。私達はハイラル城へ向かおうとしていた。イシの村は横切っただけだが、貴様の仲間らしき者はいなかったぞ。」 時間は残酷だ。 シルビアの死を悲しむ暇も与えてくれない。 むしろこうしている間も、仲間の死の可能性が増していく。 生存している仲間の発見、凶悪な参加者の排除、首輪の解除。 やらなければならないことは山積みだ。 どうするか、どこへ向かうか考えないといけない。 サクラダを見やる。 元々疲れていたからか、今でもベルは寝息を立てている。 イレブンが唯一良かったと思ったこと。 それはベルが、目を覚まさなかったことだった。 彼女に魔物を殺す所、そして、人が死ぬ所を見せずに済んだのが、何よりの救いだった。 【ネメシスーT型@BIOHAZARD3 死亡確認】 【シルビア@ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて 死亡確認】 【残り55名】 【A-2/草原/一日目 朝】 【オトモ(オトモアイルー)@MONSTER HUNTER X】 [状態]:健康 疲労(中) シルビアの死の悲しみ [装備]: 青龍刀@龍が如く極 星のペンダント@FF7 [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2個(確認済み) ソリッドバズーカ@FF7 [思考・状況] 基本行動方針:魔王に着いていく。 1.ご主人様、今頃どうしているニャ? 【サクラダ@ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド】 [状態]:健康 疲労(大) シルビアの死に悲しみ。 [装備]:鉄のハンマー@ブレスオブザワイルド [道具]:基本支給品 余った薪の束×2 [思考・状況] 基本行動方針: ハイラル城を目指し、殺し合いに参加しているかもしれないエノキダを探す。 1.悪趣味な建物があれば、改築していく。魔王、イレブン達と行動する 【魔王@クロノ・トリガー】 [状態]:HP1/3 腹部打撲 MPほぼ0 [装備]: 絶望の鎌@クロノトリガー [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2個(確認済み、クロノ達が魔王の前で使っていた道具は無い。) 勇者バッジ@クロノ・トリガー [思考・状況] 基本行動方針:クロノを探し、協力してゲームから脱出する 。もしクロノが死ねば……? 1. ハイラル城かイシの村どちらかへ向かう 【イレブン@ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて】 [状態]:MP0、恥ずかしい呪いのかかった状態 [装備]:七宝のナイフ @ブレスオブザワイルド ポッド153@NieR Automata 豪傑の腕輪@DQ11 [道具]:基本支給品、ランダム支給品(2個、呪いを解けるものではない) [思考・状況] 基本行動方針:ああ、はずかしい はずかしい 1.イシの村へ向かう?ハイラル城へ向かう? 2.同じ対主催と情報を共有し、ウルノーガとマナを倒す。 3.はずかしい呪いを解く。 4.この殺し合いが開かれたのは、僕のせい……? ※ニズゼルファ撃破後からの参戦です。 ※エマとの結婚はまだしていません。 ※ポッドはEエンド後からの参戦です。 【ベル@ポケットモンスター ブラック・ホワイト】 [状態]:眠り [装備]:ランラン(ランタンこぞう)@ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて [道具]:基本支給品、ランダム支給品(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:最初の一歩を踏み出す。 1.イレブンについていく。 2.ポカポカ(ポカブ)を探す。 ※1番道路に踏み出す直前からの参戦です。 ※ランタンこぞうとポッドをポケモンだと思っています。 【モンスター状態表】 【ランラン(らんたんこぞう)】 [状態]:睡眠中、モンスターボール内 [持ち物]:なし [わざ]:メラ [思考・状況] 基本行動方針:ベルについていく 1.睡眠中 【ポッド153@NieR:Automata】 [状態]:健康 [持ち物]:なし [思考・状況] 基本行動方針:??? ※ネメシスの「電磁波発生装置」は崩壊しました。 Back← 076 →Next 075 君の分まで背負うから 時系列順 077 選ぶんじゃねえ、もう選んだんだよ 投下順 063 魔力と科学の真価 シルビア GAME OVER ネメシス-T型 サクラダ 097 青き光に導かれ 魔王 オトモ 075 君の分まで背負うから イレブン ベル
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/149.html
「あらら」 森の中で呑気に呟く女が一人。 長い銀髪に真紅のワンピースに身を包んだ美女である。 名を、エリザベート・バートリーという。 生涯において650人もの人間を、拷問で嬲り殺した凶女である。 その非道極まる所業により、裁きにかけられ、死ぬまで闇の中に幽閉されて死ぬ事を定められた身でありながら、魔界の女王にその業欲を見出され、魔女同士の殺し合い、魔女千夜血戦(ワルプルギス)に招かれた絶世の魔女である。 「殺し合え、というのならそうさせて貰いますわ。幸い、魔装も魔法も使えますし、素敵な品も頂けました。何も問題はありませんわ」 魔女千夜血戦(ワルプルギス)に招かれた歴史に名を刻んだ英傑達。彼女達が無惨に壊れ、死んでいく様を観ることができると心躍らせていたが、ここで出逢う者達は、果たして彼女達に見合うのだろうか。 口元を笑みの形に歪めて周囲を見回すと、此方をおずおずと窺う少女が居た。 ───────────── いきなり人の頭が吹っ飛ぶなどという光景。人生においてまず出会う事などあるまい。 ましてや爆弾首輪などという代物によるものなら尚更だ。 にも関わらず、美樹さやかがすぐに平静を取り戻し、怒りを胸に行動を開始したのは、人の死を目の当たりにした事があるからだ。 巴マミ。一人で孤独に戦い、後輩ができた事を喜んだその直後に死んだ魔法少女。 つい先刻、巴マミの様に、頭部を失って死んだ名も知らない少年の姿は、美樹さやかにとっての忌まわしい記憶を呼び覚ますのに充分だった。 この様な非道、もとより美樹さやかにとって許せる訳も無く、巴マミの様に正義の味方になるとの誓いに依るまでもなく、冥界の魔王ハ・デスと名乗った怪物は美樹さやかの敵だった。 兎も角他の人と接触しなければならない。自分の様に訳も分からず殺し合いに参加させられた人を護り、殺し合いに乗った手合いは魔法少女の力を以って無力化する。当面の行動を決定した美樹さやかは、偶々近くに飛ばされていたエリザベートと邂逅したのだった。 ───────────── 見つめ合う事数秒、最初に口を開いたのは美樹さやか。殺し合いに乗る意図は無く、冥界の魔王ハ・デスの打倒と、巻き込まれた者達を救うという決意と方針をエリザベートに語った。 さやかの話を無言で聞き終えたエリザベートは、先刻までの愉悦に歪んだ笑みでは無く、高貴な家の生まれに相応しい、穏やかで優雅な笑みを浮かべている。 「あらあら、こんな可愛い娘がそんな事を考えるなんて♡」 疼き、渇き、飢え、衝動。 表す言葉は数あれど、今のエリザベートの思考はさやかへ行う拷問で占められている。 この気高い心、強い意志、これから行う拷問の前で何処まで保ち続けられるのか。考えただけで昂ってくる。 「そうねぇ…私にも彼らに叶えてもらう様な願いは有りませんし」 叶えてもらうまでも無い。もう既に我が『欲』は満たされようとしているのだから。 「私の願いは貴女が叶えて下さいまし!」 さやかの左眼を抉る軌道で奔る針を、さやかは咄嗟に首を逸らして回避する。至近距離からの不意打ちを回避できたのは、魔女との戦闘経験の故だ。それでも間に合わずにこめかみに一筋の朱線が走るが、目を抉られずに済んだ事を思えば幸いだ。 「アンタ…ッ!何を!!」 「私の願いは嬲る事。鞭で打ち、体を焼き、皮膚を切り裂き…そして…嬲り殺す…。その時湧き上がるこの上ない興奮は、とても悦ばしいのです!!」 何処から取り出したのか、唸りを立てて胴を横薙ぎにしてくるスレッジハンマーを地面に倒れ込んで何とか躱す。脚目掛けて振り下ろされた追撃も地面を転がって回避すると、距離を離し、ソウルジェムを取り出した。 「アンタがその気なら、私だって反撃させて貰う!ちょっと痛い目に遭うけれど…アンタの自業自得だからね!!」 さやかの身体が光に包まれ、その姿が一変する。純白のマントを羽織り、白と青の装束に身を包んだ清冽な姿は、御伽噺の騎士を思わせる。 「イイですわね…貴女。純粋で凛烈…素敵です!!」 無数の鎖が、剣を構え、エリザベートに峰打ちの一撃を見舞おうとしたさやかの動きを止める。 エリザベートの全身を覆った鎖は、真紅のボディースーツへと変わり、その姿を禍々しい魔女の姿へと変化させる。 「最初から貴女の様な方と出逢えるなんて…ああ、昂りますわ」 エリザベートは、内側にびっしりと棘の生えた刺又を構え、美樹さやかを熱の籠った視線でねっとりと見つめた。 「貴女はどんな声を聞かせてくれるのかしら」 抑えきれない情欲を滲ませたエリザベートの声。 「アンタも私と同じ…ッ!なら、ここで倒す!!」 エリザベートの危険性を認識し、犠牲者が出る前にここで止めるという決意を声にする美樹さやか。 エリザベートが距離を詰めるのと同時、さやかも踏み出し剣を振り上げる。 エリザベートの繰り出した刺股が、さやかの剣により、火花と共に跳ね上げられたその時。 「S.T.A.R.S.!」 悍ましいとしか形容できない声と共に、根本から引き抜かれた樹木が二人を目掛けて飛んできた。 二人は同時に後方へと跳躍、5mも後ろへ飛び退ると、揃って樹の飛んできた方向に顔を向けた。 「S.T.A.R.S.…」 腹に響く足音と共に木立を薙ぎ倒しながら、現れたのは異形の巨体。 潰れた右目、唇が無く歯茎が剥き出しになった口元。両肩にそれぞれ三本の爪を思わせる肩当て、そして漆黒のコートに身を包んだその異形の名は『ネメシス』。 高い知能と強大な戦闘能力を併せ持つ生物兵器。 S.T.A.R.S.抹殺の為にラクーンシティへと降り立った筈が、全く異なる地へと送り込まれる事になった─────が、ネメシスの公道は変わらない。 只、殺す。S.T.A.R.Sのメンバーが居れば最優先で、居なければ目につく全てを障害として、只々殺す。 意志ですらない、最早存在意義とすら言える思考に則り、ネメシスは目についた二人を殺すべく、二人に向かって走り出す。 「何よコイツ!!」 美樹さやかは嫌悪の表情を浮かべ、驚愕に満ちた叫びを上げる。魔女やその使い魔との戦闘経験でも、この様な醜悪な怪物を見るのは初めてだ。 それでもこの怪物もエリザベートに劣らず危険な存在であると認識して、さやかは剣を構える。 「…………」 対してエリザベートは無言。ネメシスを見る目には、冷ややかな嫌悪と殺意が有った。 お愉しみの時間に乱入してきた、無粋で醜悪な化け物に対し、害虫を見る眼差しを向けて、冷酷に排除を開始する。 醜悪な怪物に触れることはおろか、近づく事さえ穢らわしいとばかりに、支給品であるオートボウガンを取り出すと、ネメシスに向かって矢を十数本射出した。 この攻撃を、ネメシスは完全に無視。肉体の強靭さと耐爆コートに物を言わせて強引に突破、20mは有った距離を7mまで詰めたところで、支給品を使用。両肩の肩当てが外れ、六本の触腕とその先端に接続した禍々しい巨大な爪となり、それぞれ三本づつ、エリザベートとさやかに向かって伸ばされる。 さやかとエリザベートは後ろに大きく跳躍し、爪を回避、跳躍しながらエリザベートが矢を発射するも、ネメシスには通じず悉くが虚しく地面に転がった。 「鬱陶しい」 舌打ちしたエリザベートは短く毒づく、気は進まないし、何よりこんな化け物には勿体無いが、切り札である魔法を使用(つか)おうとしたその時、派手な打撃音と共に、ネメシスの巨体が宙を舞い、エリザベートとさやかから見て右側に飛んで行き、10mほど離れた場所にあった岩に激突した。 ネメシスが激突した衝撃で岩が崩れ、ネメシスの身体は岩の破片に埋まった。 「「…………」」 二人揃って砕けた岩の下敷きになったネメシスを見た後、ネメシスが立っていた場所に目を向けると、そこには四人の男が立っていた。 「そこの女達!さっさと逃げろ!!」 「此処は我等ツメゲリ部隊が方をつける!!」 どどどん!と登場した四人組はツメゲリ部隊。偉大なる航路(グランドライン)に存在する、アラバスタ王国のエリート護衛団である。四人揃ってこのバトルロイヤルの舞台に放り出され、ハ・デス討滅を誓い合った四人は、ネメシスの咆哮と、戦闘音を聞いて此処に駆けつけたのだ。 「あらあら、助かりますわ」 高貴な家の出に相応しく優雅に謝辞を返すエリザベート。腹の中で四人を冷笑しながら、頭の中ではさやかを連れて此処を離れる算段を立てていた。 「気を付けて、この女は─────」 見た目や立居振る舞いでは推し量れぬ、エリザベートの危険性を四人に警告しようとしたさやかの声は中途で断たれた。 身体の上の岩を跳ね飛ばし、ネメシスが立ち上がったのだ。 「S.T.A.R.S.!」 四人から受けたダメージなど存在しないかの様にネメシスは走りだし、一番近くにいたさやかに向かって、巨大な剣─────人間離れした巨躯を誇るネメシスが手にしても、尚巨大と言える─────を横薙ぎに振るう 不意を突かれたさやかに放たれる絶殺の斬撃。その速度、そして剣身の長大さによる間合い、回避する事など出来はしない。 回避不可能と察したさやかは迷わず剣で受ける。鋼の激突する凄絶な響きを残し、さやかの身体は射出された砲弾を思わせる速度と勢いで飛ばされた。 剣で受けるだけで無く、ネメシスの振るった大剣と同じ方向に思い切り跳んでいなければ、さやかの身体は剣ごと両断されていただろう。 「グハッ!!」 それでも尚…いや、その程度で凌げる程ネメシスの一撃は軽くは無い。剣撃の勢いで軽く20m程宙を飛んださやかの身体は、樹に激突して停止、異音を発して幹が撃砕し、幹がさやかの飛んできた方向とは逆方向に倒れ込む。跳ね返ったさやかは衝撃で意識を失いそのまま地に伏した。 「そんな!!」 ネメシスの一撃を受けて動かなくなったさやかを見たエリザベートは悲嘆を漏らす、これからじっくりと嬲り殺そうと思っていた相手が、どう見ても死んだとしか思えない目に遭ったのだから当然ではある。 さやかの方に気を取られているエリザベートの隙を見逃さず、ネメシスが巨剣を振りかぶり、走り寄る。 「此処は我々が!」 「其方は早くあの娘を連れてここから離れろ!!」 ネメシスを仕留めんと駆け出しながら、エリザベートに退避を勧告するツメゲリ部隊に、エリザベートは悲哀を浮かべて応えた。 「ええ、そうさせて貰いますわ♡」 エリザベートは四人がネメシスと死闘を繰り広げる音を背後に聞きながら、取り敢えず四人を誤魔化す為にさやかへと駆け寄り、お姫様抱っこの要領で抱き上げた。 「…………!?」 抱き上げたさやかの身体が僅かに痙攣したのを見、漏らした呻き声を聞いたエリザベートの口元が笑いの形に吊り上がる。 喜悦と、ツメゲリ部隊への嘲りが籠った笑みを浮かべたまま、エリザベートはさやかを抱いて走り去った。 【エリザベート・バートリー@魔女大戦 三十二人の異才の魔女は殺し合う】 [状態]:健康 ウッキウキ [装備]: 魔装 血の伯爵夫人(カウンテス・オブ・ブラッド)@魔女大戦 三十二人の異才の魔女は殺し合う オートボウガン×28@FINAL FANTASYⅥ 拷問器具(魔法でいくらでも作り出せる) [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み) [思考] 基本: 良い獲物を見つけて嬲り殺す 1:さやかを安心して拷問できる場所を探す 2:怪物(ネメシス)を警戒 [備考] ※ 魔女千夜血戦(ワルプルギス)一回戦に出場する直前からの参戦です ※拷問器具の生成や、魔法の使用に消費する魔力量が増大しています 美樹さやかを抱えています。 【魔装 血の伯爵夫人(カウンテス・オブ・ブラッド)@魔女大戦 三十二人の異才の魔女は殺し合う】 エリザベート・バートリーの持つ他者を嬲って嬲って嬲り殺したい、という欲望がカタチになったもの、魔法少女における変身に該当する。形状は真紅のボディースーツ。 変身モーションは全身に鎖が巻き付くというもの。 現世の武器は通じないが、このロワでは制限により効力は落ちている。少なくともネメシスの大パン受ければかなりのダメージを負う事になる。 エリザベートが魔女千夜血戦(ワルプルギス)に際して与えられた能力であり、支給品では無い。 【オートボウガン@FINAL FANTASYⅥ】 敵全体に複数の矢を放つ道具。 このロワでは一度使用すると十数本の矢を放ち、30回使用すると矢が無くなるものとする。 【】美樹さやか@魔法少女⭐︎マギカ】 [状態]:気絶:ダメージ(中) [装備]: 無し [道具]:ランダム支給品0~3(未確認) [思考] 基本:ハ・デスを倒す。バトルロワイヤルに巻き込まれた人達を助ける。 1:エリザベート・バートリーを斃す 2:怪物(ネメシス)を斃す [備考] 参戦時期は魔法少女になった後、佐倉杏子と交戦した直後です ※現在気絶して、エリザベート・バートリーに運ばれています ───────────────────────── 肉の裂ける鈍い音と共に触手が引き抜かれる。 口腔から脳幹を触手で貫かれた最後のツメゲリ部隊の身体が崩れ落ち、地に伏した。 「S.T.A.R.S.…」 全くの無傷のネメシスは、再度進軍を開始する。 S.T.A.R.S.を抹殺する為に、生きている者達を殺し尽くす為に。 足を踏み出す度に、地が揺れ、重い響きが周囲に伝わる。 ネメシスは止まらない。ネメシスは自身の死か、自分以外の全ての死でしか止まらない。 【ネメシス@バイオハザードRE 3】 [状態]:健康 [装備]: 凶蜘蛛@烈火の炎 カオスイーター@DARKSIDERS [道具]:まもりのゆびわ@FINAL FANTASYⅤ [思考] 基本:皆殺し 1:S.T.A.R.S.は最優先で殺す [備考] 【 凶蜘蛛@烈火の炎】 餓紗喰が所有する魔導具(肩当て)。装着者の意思によって6本の巨大な爪が自由自在に動き、凄まじい攻撃力を持つと共に、爪を盾のように使うことも可能で攻守に優れた性能を持つ。 爪や触腕は砕けても再生するが、再生期間が期間不明の為、破壊されたらこのロワの期間内では自動修復が間に合わないものとする 【カオスイーター@DARKSIDERS 】 黙示録の四騎士の一人、ウォーの持つ名だたる剣。破壊に飢えた怒りの剣。 プロローグや人間の成れの果てであるゾンビとの比較で、3m超える身長のウォーが振るう大剣であり、剣身だけでも目測で2mを優に超え、柄込みでは3m近くにもなる巨剣。 【まもりのゆびわ@FINAL FANTASYⅤ】 防御力と魔法防御力を向上させ、常時リジェネの効果を発揮する指輪。ネメシスの再生力を向上させている。 ───────────────────────── ネメシスの姿が見えなくなり、距離を置いてなおその存在を知らしめる、足音と地響きが消えて暫く経った頃。 「U…U U U U U U………」 「GYUOAAAAAAAAAA」 地面を血に染めて倒れ伏した、ツメゲリ部隊達の身体が痙攣し、緩慢な動きで起き上がる。 ネメシスに殺されたのでは無く、ただ打ち倒されていただけだったのか?ダメージが回復し、今立ち上がったのか? 否。立ち上がったツメゲリ部隊達の姿は、皆が皆血に塗れ、ある者は四肢が捩じくれ、ある者は胴に巨大な穴が穿たれ、ある者は首があらぬ方向へと曲がり、ある者は避けた腹から内臓を零し…。 全員が致命傷を負っていた。白く濁ったその眼に光は無く、虚な表情を見れば誰もがしにんと認識するだろう。 ならばツメゲリ部隊は動く死体(リビング・デッド)と化したのか…これもまた否だ。 彼等はネメシスと戦い、敗れ、致命傷を負わされた。だが、死んだ訳ではなかった。 ネメシスにより高濃度のTウィルスを注入され、絶命する事なく蘇生したのだ。 だが、その代償はあまりにも巨大だった。 もはやツメゲリ部隊の四人は自我を失い、生者を無差別に襲うゾンビと化した。 忠誠を誓ったアラバスタ王家の者達や、身命を賭して守護するべきアラバスタ王国の民であっても、彼等は襲い、喰らうことだろう。 【ツメゲリ部隊@ONE PIECE】 [状態]:ゾンビ化 [装備]: (一人当たり)不明支給品0~3 [道具]: [思考] 基本:肉……… [備考] ※接触すると、Tウィルスに感染する恐れがあります
https://w.atwiki.jp/eldersign/pages/1565.html
我々は大変危険な物を産み出してしまったのかもしれない。 彼らが自らの意思で動き出した時、その能力に対するあらゆる抵抗は無意味だ。 ――"Handbook of Artifacts" ステータス ※個体値0のステータスを表記しています。 No ファミリー モンスター名 種族 タイプ アビリティ 武装 分解パーツ 316 人造 ミメシス スライム 再生養分 アシミレイタースキャニング [[]] カード 原/亜 レア レベル HP エナジー 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 属性耐性 状態耐性 原種 銅 Lv.1 2600 100 300 300 700 600 100 物耐性10虚耐性-10 毒耐性10睡眠耐性10魅了耐性10恐怖耐性10 Lv.30 3676 600 600 1400 1200 200 亜種1 銀 Lv.1 2700 100 400 400 900 700 200 物耐性20虚耐性-20 Lv.50 4269 1000 1000 2250 1750 500 亜種2 銀 Lv.1 2900 100 300 300 900 700 100 Lv.50 4585 750 750 2250 150 250 Illustrated by dys 入手方法 通常個体 期間限定ショップ 悪魔の階段 備考 人造種初の養分持ち。仕様上スキル継承はできないので純粋な経験値ストックといえる人造種は仕様上他種族を合成できないので利用可能な初の養分持ちということになる グレード上げはスライムで可能。ニッキラビットほどではないが比較的入手は容易 トレーナーを付けてレベリングするのがいいだろう 亜種 ミメシス スライム 元ネタ 西洋哲学の概念の一つ。直訳すれば模倣。→wiki プラトンが著書ティマイオスで提唱した「自然界の個物はイデアの模倣」という考え方をアリストテレスが発展させたもの コメント 名前 コメント スライム 人造 再生 養分
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/870.html
『……それでは次のニュース。昨夜S市運動公園において発生しました、謎の爆発についての続報です』 『どうなんでしょうね北川さん。一説には核融合レベルの熱量が観測されたとの報道もありますが』 『この事故に於ける被害は現在の所……』 『いやぁ、そんな事はないでしょう。しかし周辺のケーブルが全て断線している所を見ますと、落雷など何らかの高電圧による負荷が……』 『はい、此方現場です! 見てくださいこの惨状を!?』 病院のロビーに設置された大型の立体TVが、往来の人々に対して延々とニュースを流し続けている。 ねここの飼い方・光と影 ~エピローグ~ 一瞬とも永遠とも思える時の流れ。 私の意識はまるでカンナで薄く削り取られるように、ゆっくりと徐々に拡散していく。 人間は死ぬと魂が抜け出し、その魂は天に召され輪廻を繰り返すという。ならば神姫は……? 今経験しているこの感覚がそうなのだろうか。私にはよくわからない、が唯一つ願う。次もアキラの隣へ転生する事が出来るのだろうか。 今度こそ、貴方を悲しませることはしないと誓うから…… 『ネメシス』 最後に聞こえた、愛しい声。私の想いが生んだ、夢幻。 だけど、本当にあれは…… ……何故、まだ私は思考できるのだろう…… 不意に意識が集束してゆく。ワタシが私として、形作られてゆく感覚。 目覚めの時。いや、終わりの刻らしい。 願わくば、再びアキラに出会えますように…… 全身の神経がゆっくりと鼓動を再開していく。 「…シス!……ネメ……シ……」 聴覚にうっすらと音声の流入。誰かが私を呼んでいる。うぅん、誰かなんて曖昧じゃない。この声は……でも。 私の額に、留め止めもなく零れ落ちてくる、雫。 「……ア…キラ」 重い瞼を開くと、そこには私の愛しい……その人。 「よかったぁ……私……私ぃ……」 繊細で綺麗で無表情で、でもとても悲しげだったその顔。何時もどこか遠くを見ていて、全てを受け入れ、全てを諦めて、日常を漠然とただ過ご す為だけに被り続けていた偽りの表情。それを仮面を脱ぎ捨てたかのようにして泣きじゃくり、目を真っ赤に腫らしている。 「何で……泣いているの……ですか……?」 手を伸ばし、泣いているアキラの頬を愛しく撫でながら、ただその理由のみを尋ねる。だが声帯が完全に機能していないらしく、まるで皺枯れた老婆のような擦れた声しか出ない私の喉。 「何でって……この馬鹿ぁ……」 アキラの顔が本当に近くにまで接近してくる。それが私が彼女に抱き上げられているのだと言うことを自覚するまで、数泊が必要だった。 今のアキラの顔は涙でぐちゃぐちゃ、感情が溢れすぎて酷く歪んでいて、狂おしい程に……愛しい。 「私は……貴方を裏切りました。もうアキラの神姫ではいられません。だから……捨ててください、私を……」 「馬鹿っ!!!」 周囲に鋭く響き渡る一声。それは私が一度も聞いたことのない、アキラの心からの声。 「うぅん……馬鹿なのは私よね。貴方に酷い事言って。……居なくなってから解るなんて、馬鹿みたい」 居なくなる事で、アキラは幸せになると思っていた……それは、浅はかな考え。私は後悔に押し潰されそうになる。 「……私は、再びアキラを悲しませてしまいました。だから……」 だからこそ…… 「「 ごめんなさい 」」 重なる声、その想い。 同時に発した、そのコトバ。お互い予想もしなかったその行動に、全てを忘れて見つめあう。 涙で溢れたその瞳。 だけどもそれは、今までのような、深い海のように悲しい闇を湛えたものではなく、生気に満ち溢れた荒々しくも美しい海の波。 「……ふふ」 「…はは……」 沈黙の後に訪れたのは、どちらともなくごく自然に溢れてくる、僅かな微笑み。 私たちは泣きながら笑いあう。傍から見れば異様な光景なのかもしれない、だけど今の私たちにはそれが何より嬉しくて。 「ネメシス」 「アキラ」 「「 貴方が、大好き 」」 重なり合う、互いのキモチ。 初めてお互いに素直になれた、この感情。 「ネメシスは何時も傍にいてくれた。私をちゃんと見ていてくれた。……他の誰でもない、こんな私を」 「アキラ……自分を卑下しないで。私は貴方に微笑んで欲しかったのですから……」 愛しいご主人様の頬に、そっと口づけを交わす。 「だから……今のアキラは、大好きです。今までも……これからも、ずっと」 「ネメシス…ぅ……私の神姫は貴方だけ。ずっと……ずっと……」 互いに涙が止まらない。 でもそれは悲しいからではなく、嬉しさから込み上げてくる、暖かく優しくこの感情を包み込むためのもの。 身動ぎもせず、ただただお互いの感情と感触を確かめ合うかのように、睦み合う。 先刻のように、一瞬にも永遠にも感じられる時間が過ぎてゆく。 だけど今度は、この刻が永遠に続けばいいと、心から願う。 「……お二人さん、そろそろいいかしら?」 「「……はひっ!?」」 この世の物とは思えない奇声を上げたかと思うと、そのまま真っ赤になってワタワタ慌てふためく2人。 微笑ましい光景なんだけど、個室とはいえ病院内で堂々とやられると困っちゃうわよね。 「二人とも、大丈夫なの~?」 「ね、ねここっ!?それに風見…美砂っ。どうして此処に!?」 親の敵でも見るような目付きでこっちを見るネメシスちゃん。主人想いというか、直線的と言うか…… 「ネメシス失礼な事言っちゃダメ! 私も、貴方も、風見さん達に助けて貰ったのだから……」 優しく諭す明ちゃんと、今度は真っ赤から一転して、顔面蒼白になるネメシスちゃん。 「……そ、そういえばどうして私は……あの時、オーバーロードで自爆するはずだったのに」 これはちゃんと説明してあげないとダメだよね。 「えぇと、それはね……」 「ねここっ!」 「わかってるのぉっ!!!」 私の掛け声と共に、爆発寸前のネメシスに向かって突撃するねここ。 ネメシスは既にオーバーロード寸前で、内部からの熱量によりガンシンガーの漆黒の装甲が見る影もなく、マグマを思わせる赤銅色に変色してしまっている。既に自我は、その負荷により、シャットダウンされてしまっているみたいだ。 只反射的に、破滅への悲鳴を叫び続けるだけの存在。 「ブレード展開! 一気に……いっけぇぇぇぇ!」 シューティングスター両翼に設置されたLC3レーザーライフルの銃口から、馬上槍の如き長大なレーザーブレードを形成。 そのまま最高速で突入し、それを以って一気に、ガンシンガーの胸部装甲を易々と貫く。 「とぁーっ!」 今度はそのまま両腕で、ネメシスをガンシンガー本体よりズルリと一気に引き抜く。だけど、ネメシスの全身に張り巡らされたエネルギーチューブはネメシスを絡め取ったまま、その身体に濁った力を送り続けていて。 「これ……邪魔なのっ」 ねここは鋭く腕を振るう。その研爪の一閃でチューブは打ち切られ、ネメシスと黒い悪魔は完全に分離。 「OKよっ。もう爆発するから早く離脱して!」 機体は既に融解を始め、一秒ごとにそのシャープな原形からはかけ離れた姿になっていく。最後の時を迎えようとしていて。 その時だった。 「りょーか……に”ゃぁっ!?」 ねここの左腕に、ほんの一瞬スパークが走った直後。 ネメシスちゃんを抱き上げていた、ねここの左腕が、突如爆発したのは。 まるでスローモーションを見てるように感じられた瞬間。閃光と共に膨張、無数の亀裂が生まれた次の瞬間、内部から怒り狂った炎と電流が噴出し、ユニットが粉々に吹き飛ぶ。 ねここの保持力の低い装備。それは片手では支えきれなくなり、重力に導かれるまま落下していくネメシス。 「不味い、アレじゃ爆発に巻き込まれる!」 「ネメシスっ!」 今まで傍観していた1つの影、それが無謀にもネメシスに走り寄り、彼女を受け止める。 まるで大切な宝物を守るように抱きしめ、子供を守る母のように、その胸の中へと。 ……そして、次の瞬間。 昼夜が逆転したかと思えるほど強烈な、先程とは比べ物にならないほどの閃光に周囲は包まれる。 「……ふぅ、びっくりしたぁ」 何とか後々すぐに木陰に隠れて、爆発の難を逃れる事ができた。ねここは…… 「みさにゃーん。こっち、こっち大変なのー!」 上空から声が聞こえる。どうやらそのまま離脱して無事だったみたい。 「……大変……って、そうだっ!」 先程の最後の状態、彼女の行動を思い出し、慌てて爆心地に駆け出す。 「……ぅ……」 そこには、宝物を命懸けで守り抜いた1人の女の子。 背中を丸くして、その胸に抱いたネメシスを守ろうとするかのように、じっとうずくまっている。その腕の中で息吹く大切な者の為に、自分を顧みることなくその身を呈して庇って。彼女の背中の服が完全に焼け焦げ、剥き出しになった背中には痛々しい火傷を負ってしまっている。 でも、その苦痛に歪むその表情には何処か達成感が見え隠れしていて…… 「……って、そんな事考えてる場合じゃないっ。ねここ救急車呼んで!場所は内蔵GPSですぐ教えられるでしょっ」 「りょ、了解なのーっ!」 「それと水・・・水道はっ!?」 今度は私が動かないと。倒れてしまった彼女たちを直ぐに手当てしてあげないと。 お疲れ様。明ちゃん、ネメシスちゃん。 ……あんまり浸ってる場合じゃないけれどっ! 「……と、言うわけでした。ネメシスちゃんはエルゴの店長さんに治療して貰ったから、大丈夫だと思うけれど。あと店長さんが言ってたけど、無茶 な事し過ぎだって怒ってましたよ。あれじゃ爆発するのも当然だ、って」 ……何というか、さっき以上に顔面蒼白。今すぐ貧血(?)で倒れそう難じゃないかと思えるほどの顔色になっているネメシスちゃん。 一応事故とはいえ、自分がマスターに重傷を負わせてしまった事に驚愕してるんだろう。ガクガクと震えが止まらないみたい。 「ア……ぁ……アキ……わ、……わた……」 「いいの、ネメシス。……私は貴方が無事だっただけで十分だから」 私がクラスメートとして知っている彼女。その印象からは考えられないほど、とても優しい声。 ネメシスちゃんの頭をゆったり優しく撫でながら、まるで大切な子供をあやすように続ける。 「それに、この傷はきっと私への罰。貴方に酷い仕打ちをしてしまった、私への……」 「……アキラ……」 喜びとも悲しみともつかない、とても不思議な表情のまま見つめ合う2人。 やがて、2人はゆっくりと笑みを浮かべる。柔らかで濁りのない、新しい信頼に包まれた笑みを。 私達はそれをゆったりと見守る。穏やかな時間が過ぎていく。 と、ふとネメシスちゃんが、こちらを見据え 「……所で、如何してねここは危険を冒してまで、私を助けてくれたのですか。私は貴方の大切なモノを奪った憎い者だったはずです」 ねここは、んー……と頬に指を当てて、少し考えてから、 「ねここはネメシスちゃんに、ごめんなさい、って言って、返して欲しかっただけなの」 と、何時になく真面目な表情で答える。 「だから、ごめんなさい、ってしてくれれば、ねここは気にしないの♪ネメシスちゃんともお友達なの~」 と、今度は何時もの太陽の様な、にぱーっと満点の笑顔で答えるねここ。 「……あの……えと……」 その直球である意味単純な答えにビックリしたのか、もじもじと恥ずかしそうに上目遣いでねここを見つめるネメシスちゃん。 「ごめんなさぃ……」 今までの凄い行動力が全部吹き飛んでしまったのか、照れて真っ赤な顔になってしまい、最後は俯きながらぽそぽそとやっと其れだけを言って。 「はぁい、なの~☆」 ねここの満天の笑顔は、今までの事なんかどうでも良くなると思える程、こっちにも元気と力を分けてくれる。 だってそれが、ねここなんだから♪ 「……えぇと、あの。私も風見さんに謝らないと……色々ご迷惑をおかけしまして」 今度は明ちゃんが、もじもじと恥ずかしそうにしている。 「気にしないでいいから。これから仲良くやっていきましょ?」 その一言に何故か、はっとする明ちゃん。……何? 「あの……それじゃ、おこがましいかもしれませんが、1つだけお願いが……っ」 真っ赤な顔をして、頭を下げてくる。まぁ、そこまで言われたら…… 「良いけど、何?」 「お……お姉さまって、呼ばせて頂いていいですかっ!」 ……どうやら、更に賑やかな日々になりそうです。 「アキラの心情を思えば……いやですが、私は……って、それ以前にねここ、アキラの邪魔をしないでくださいっ!」 「みーさーにゃんはーねこーこーのーっ!」 「おねぇさまぁ~♪」 ……ま、何とかなるでしょ。多分ね☆。 トップへ戻る おまけへ続く
https://w.atwiki.jp/kusomoji/pages/14.html
GvGでコート必須なので材料集めに協力してください。 コート材料 アルコール(きのこの胞子) ゼノークの歯 人魚の心臓 白スリム材料 魔女の星の砂 火炎瓶材料 アルコール(きのこの胞子) 透明な布 塩酸材料 止まらない心臓 毒瓶材料 カルボ(きのこの胞子) 毒の胞子(きのこの胞子) 蜂の針 サボテンの針 毒の牙 中BOSScはなるべく確保しておきましょう。 優先順位 1.ゴーストリングc 2.マヤパープルc 3.デビルリングc 沸き場所 AD AD以外 沸き時間 通常 通常の1/12 沈没船2F ポリン島 BAD 迷宮3 ジュノ火山前 蟻地獄1F VAD ゴス 5分 2分30秒 180分?(15分の可能性有) 5分 デビリン 5分 5分 マヤパ 10分 20分 2.エルニウム稼ぎはWSで監獄1かタオグンカの取り巻きのメガリスから。 3.お金稼ぎは時計3や城2でドクロ集め。 メッセアドレス ルフィ exclusive-zeus_sparda@hotmail.co.jp かおもじ gvgserveronly@hotmail.co.jp
https://w.atwiki.jp/ousf/pages/85.html
座談会内容 ①自己紹介&好きなヒロインは誰? To LOVEるとの出会い、思い出 ②SF要素について メカ、メモルゼ星人の分離、変身能力の暴走=ダークネス、 ダークマターをベースにした疑似生命兵器がネメシス、 ネメシスによるデビルークの統治体制を破壊・宇宙を戦乱に陥れるという暇つぶし、 銀河大戦、突発性ハレンチ症候群、ヤミちゃん=ティアーユのクローンなど ストーリー上の必要性、伏線、一般人のリトとSF的存在との関係性。キャラのアイデンティティを深掘りするための要素 ③好きなエピソード ④ハーレムがよいのか、メインヒロインひとりを選ぶのがよいのか(ストーリー的には? 一読者としては?) リトはハーレムを拒否しているが、ララのことも好きであるため、春菜以外のヒロインを振るところまではいっていない。メインヒロインである春菜はハーレムには否定的。しかしリトが自分の心に嘘をついてまで春菜ひとりを選択することになるのは避けたい。ララはリトを好きな女の子と全員結婚すれば幸せと主張。 リトがハレンチなことをしてきた女の子のことを考えれば、全ての女子に対して責任をとるべきではないか、とネメシスは言う。 ネメシスは「リトのことが好き」という本心をさらけ出したモモをからかうのを生きがいにしている。またリトの心を屈服させることも目的。モモも楽園計画はまだ頓挫していない。「To LOVEるな日々」は終わっていいのか? ⑤次回作があると仮定して、望む展開・優遇してほしいヒロイン・こんな新キャラがほしいなど。 楽園計画は次回作では本格化するのか? 突発性ハレンチ症候群は改善されるのか? ダークネスはモモの物語だったが次作は誰がメインか? ⑥座談会を終えて、SF研究会での人気投票 A 恋人にしたいヒロイン 投票結果 1位 ララ 2位 モモ 3位 古手川唯 B 家族にしたいヒロイン 投票結果 1位(同率) ネメシス 美柑(同率) 3位 ヤミ セリーヌ C 友達にしたいヒロイン 投票結果 1位 メア 2位 ナナ 3位 ネメシス D 推しメンにしたいヒロイン 投票結果 1位 モモ 2位 古手川唯 3位 ナナ E 一日だけ身体が入れ替わりたいヒロイン 投票結果 1位 ヤミ 2位(同率) 美柑 古手川 モモ
https://w.atwiki.jp/wiki1_kuma/pages/108.html
https://w.atwiki.jp/hazama/pages/123.html
タグ 編集/ 新しき火 舞台はドラストール これまでのあらすじ ■ 3 名前: なゆた 2001/05/30 21 45 47 ランドとネメシスは宿敵を追いかけて古代遺跡ピラミッドの中に侵入するが、ペーターら第三勢力が持っていた謎の超兵器により転送されてしまう。転送後出現したのが、この呪われた大地“ドラストール”であった.... 破滅 ■ 4 名前: なゆた 2001/05/30 21 49 08 その瞬間、ランドは何が起こったのかわからなかった。銀色の壁が身体を通り抜け、通路の先に広がって行く。さっきの男は「強力な破裂を使う」といった。 これがそうだとすると・・・・・・・! ネメシスを抱えたまま出口へジャンプする。銀色の霧はすごい速さで広がって行くが、追いつけると思った。 目の前に壁が迫ってくる! 扉の先は下り階段だった。 体をひねってネメシスをかばうが、止まらざるを得なかった。 その1:谷 ■ 5 名前: なゆた 2001/05/30 21 46 17 転送の生存者であるネメシス、ランド、ティルトは様々な混沌の怪物におそわれ、瀕死の状態であったが、ファーランドと名乗る老人に助けられる。老人の住む谷は聖域のようになっており、混沌の怪物は入り込めない様子であった。ランドとティルトは温泉につかり、傷を癒す。 その2:村 ■ 6 名前: なゆた 2001/05/30 21 46 41 ネメシス達来訪者はこの聖域で傷を癒しつつ周辺を探索する。山の頂上には竪穴があり、内部には研究室のようなものがあった。穴を出た彼らを待っていたのは過去のすさまじい戦闘の再現で、そこにはファーランドの若かりし日の姿があった。谷に戻り老人に話を聞くと、彼はかつての仲間の墓を守っているということであったが、自らの死期をさっとったような言でネメシス達を近隣の村へ旅立つようにすすめる。この混沌の地に迷いこんだ人間達の集落があるらしい。 その3:死 ■ 7 名前: なゆた 2001/05/30 21 47 24 ネメシス達一行は、とりあえず人間の村へ向かう。村人には歓迎されるが、ランドは老人のことが気になり谷へと戻っていく。ランドは老人に特訓をうけつつ、最後の時を見取る。 ブランシェ ■ 8 名前: なゆた 2001/05/30 21 47 59 ネメシス、ストリーム、アンジェによってランドが救出される。ネメシス達一行が村にもどると、アンジェが伝説の「幸いと災いを呼ぶ白髪姫」ではないかとの疑惑が議論されていた。その議論が戦わされている中、アンジェは槍に触れ白髪となりブランシェと名乗るようになる。また、彼女は聖なる日に混沌の落とし子と戦おうと村人をあおる。村人は強大な敵との戦いに備えて準備を進める。 断章 事件経過 ランド、ネメシス、ティルト、スクは古代遺跡ピラミッドにて探査中、未知の場所へ強制転送されてしまう。 そこは、大地そのものが混沌に汚染された地であり、次々と襲いかかられる敵に翻弄されていたところ、老人ファーランドに救われる。 ファーランドの守る温泉につかり傷をいやした一行に、フマクトカルトの探索隊生き残りのパリスを加えた5人は、老人から教わった人間の住む村を目指して旅立つ。 ランドは村から老人の住む洞窟へ通い、格闘技の奥義を伝授される。しかし、老人は死に、ランドは一人、老人の死を見取る。 人間の村に到着した一行は金属を持っていたことで大いに期待され、歓迎される。初めランドが混沌の嫌疑をかけられるが、のちには疑いも晴れ、ヒーローのような扱いを受けるようになる。 やがて、ネメシスと彼の持つ剣が恐怖の対象となる。 ?:混沌の王。危なくなると、隠れたり、飛んだり、消えたりするたちの悪い奴。 ?:混沌の王の部下である怪物。カーンジバー? カーニュ:村長の家系で、20年ほど前に生後すぐ死亡してしまった子供の名前。アンジェにとりついている? 断章 ■ドラストール ランド・リボルト(azatoth) M23 エスロリア出身の農夫。女の尻に敷かれるのがいやで、婚約者をほっぽって逃げだしてきたオーランス信徒。酒と宴会が好き。手に職があるわけではないが、恵まれたガタイをいかして傭兵(やくざ?)としてネメシスとコンビを組むような形で放浪していた。パールバディーに雇われて行った忘神群島の遺跡で、通称「ユニット」を見つけ取り込まれて以来、神に祈りの通じない入信者として迫害の日々を送る。 混沌の王を追って、フローナンの神殿からドラストールに飛ばされた。その地で逢った謎の老人ファーランドに弟子入りして格闘技を学び、ついには「肉体の覚醒」に至る。 デナンテ=R・R ワームの友邦帝国の時代の名鍛冶師。魔術の火をもち、「真の石」以外ならばどんなものでも加工し得たという。しかし彼が氷印を剣に呪付したとき、彼の魔術の火は消え失せ、彼もまた姿を消した。ビオロムはどうやら彼と直接顔見知りだったらしい。 彼の軌跡はドラストールで再び発見された。「新しき火」を求めてその地に踏み込んだ彼は、混沌に苦しんでいた部族に戦う術を教え、神として迎えられた。彼が「新しき火」を見つけたかどうかはさだかではないが、ロンロンのカルトにそのような力は見られない。 ネメシス=アルオウル(PC) M39(1617) SIZ17APP13 フリーの庸兵をやっていたフマクトの信徒。カルトミッションで”海の狼”に関わってから、ランドと行動を共にするようになる。あたりさわりのない行動とベーシックな強さが売りだったが、マスターの陰謀により事件の渦中に巻き込まれて行く。「黒き剣」を手にいれ、マールクーンと共に”混沌の王”リーファスを追う。ランドと共に、フローナンの神殿からドラストールに飛ばされた。 ここから生還したのが彼の最初のヒーロークエストとなる。1619年に”ドラストールの旅団”を名乗り、アップルレーンに現れた。オーランス側の特殊部隊として様々な戦役で活躍。1622年にはブレンダインと共に白海に船出、黒き剣を封じ込める「真の銀」を持ち帰る。所属はホワイトウオール教区(~1617)→ボールドホーム教区(1619~) ティルト(Gコース) げひょおやじ。 ヒュー(むらー) 狩人&戦士 デイ(林) 戦士&戦士 パリス(むらー) 大往生。 ウゾー(ののの) ロンロンカルトの入信者。 NPC アンジェ:村長の娘。治癒能力を持った。美人。 オクマ:村で5本指に数えられる戦士。少しむさくるしいが頼りになる男。 アリオス:弓の使い手。近接戦もこなす。年もいっているが結構二枚目でかっこいい。 ファーランド:謎の格闘老人。リーヴァの墓を守っていた。 サージェ:村長の奥さん。混沌の王につかまっていた。 ?:村長。 ?:混沌の王。危なくなると、隠れたり、飛んだり、消えたりするたちの悪い奴。 ?:混沌の王の部下である怪物。カーンジバー? カーニュ:村長の家系で、20年ほど前に生後すぐ死亡してしまった子供の名前。アンジェにとりついている? 事件経過 ランド、ネメシス、ティルト、スクは古代遺跡ピラミッドにて探査中、未知の場所へ強制転送されてしまう。 そこは、大地そのものが混沌に汚染された地であり、次々と襲いかかられる敵に翻弄されていたところ、老人ファーランドに救われる。 ファーランドの守る温泉につかり傷をいやした一行に、フマクトカルトの探索隊生き残りのパリスを加えた5人は、老人から教わった人間の住む村を目指して旅立つ。 ランドは村から老人の住む洞窟へ通い、格闘技の奥義を伝授される。しかし、老人は死に、ランドは一人、老人の死を見取る。 人間の村に到着した一行は金属を持っていたことで大いに期待され、歓迎される。初めランドが混沌の嫌疑をかけられるが、のちには疑いも晴れ、ヒーローのような扱いを受けるようになる。 やがて、ネメシスと彼の持つ剣が恐怖の対象となる。 断章 ■登場人物 「ランド・リボルト(azatoth)」: エスロリア郊外の農村出身のオーランス信者。旅の芸人に外国の話を聞いて旅立つ。パールバディの探索に協力した時に、古代の遺跡の中で瓶につまった謎の物体に取り込まれ、生命の危機になると出現する装甲と意識体を取り囲む障壁を同時に手に入れる。今は、密命をうけてネメシスと共に強力な敵を追っている。別名ガイバー。 「ネメシス・アルオウル(元PC)」: ハートランド出身のフマクト剣士。ランドらとの旅の中である剣を手に入れ、健全なフマクト信者の道からはずれてしまう。ランドとともに敵を追っている。水竜の鎧と水竜の剣を所有している。 「ペーター・デスマトスークス(azatoth)」: 登場当初から不幸の連続であった、ハートランドの牧夫。ドラストール編では登場と同時に、首を失い、死んでしまう。 「ティラカーラ・ティルト(Gコース)」: コメントは差し控えます。すごい人です。 「ウゾー(ののの)」: ドラストール人間村の住人のロンロン入信者。髭もじゃのむさい男。 「パリス(むらー)」: ドラストールへ探索に来たフマクトの入信者。生来の巨体を生かし、片手でグレートソードを振り回す。 「ディ(りんぞう)」: ドラストール人間村の住人のロンロン入信者。でかくて頑丈な奴。 「ヒュー(むらー)」: ドラストール人間村の住人のロンロン入信者。けっこう悲観的な思考パターンで暗い奴。 断章 その瞬間、ランドは何が起こったのかわからなかった。銀色の壁が身体を通り抜け、通路の先に広がって行く。さっきの男は「強力な破裂を使う」といった。 これがそうだとすると・・・・・・・! ネメシスを抱えたまま出口へジャンプする。銀色の霧はすごい速さで広がって行くが、追いつけると思った。 目の前に壁が迫ってくる! 扉の先は下り階段だった。 体をひねってネメシスをかばうが、止まらざるを得なかった。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/72k1/pages/23.html
対人戦